アルファード ドア端ヘミング折れと深いヘコミのデントリペア
30系トヨタアルファードの深いヘコミとヘミングの折れ修正
今回は30系アルファードのドア端の『芯のある深めなヘコミ』と『ヘミングの折れを含むヘコミ』の施工例を2例ご紹介。
深いヘコミは、デントリペアの絞りによって伸びたパネルを極限まで平らに縮めて戻していきます。これにより『修理箇所の歪み残り』や『衝撃点の余り』を残さず、より美しいヘコミ修理が可能となります。
パネル端のヘミング部分(ドア端などのパネルを折り曲げて重ねている部分)は、違和感が残る場合もありますが再塗装することなくかなり元通りに修理出来る場合がありますのでご相談ください。
アルファード右フロントドアの深いヘコミ修理
ヘコミの位置は右フロントドアの端付近、深いへこみとうっすらとヘミングの折れも伴います。
【正面からデントリペア前後の確認】
深いヘコミは正面からも中心の状態を確認して適切な絞りを入れていきます。
鉄板の絞りが出来るかどうかによって仕上がりに差が出る場合があります。
【景色でデントリペア前後の確認】
斜めからの確認。景色がかなり飛ぶほどの深さで中心の衝撃点には鉄板の折れがありますが、肌を崩さずしっかりと元通りに修正していきます。景色で見てもわからなくなれば次はラインボードの基準を映して線を整えていきます。
【ラインボードのラインを映してデントリペア前後の確認】
細いラインボードのラインを映し込む事でより塗装肌や違和感が残っていないか繊細な確認を行います。チェックで問題が無ければ最終確認に続きます。
【大きいラインボードのラインを映してデントリペア前後の確認】
最終確認は大きめなラインボードのラインを遠くに置いてしっかりと確認。
新車から元々あるドアの歪みはそのままにヘコミはしっかりと除去。
ご確認いただきご納得いただけましたら修理完了です。
ご依頼ご来店誠に有難うございました。
アルファード右フロントドアの深いヘコミと激しく折れたヘミングの修正
もう一例アルファードをご紹介。
ドア端のパネルが重なっている『ヘミング加工』部分が激しく折れたヘコミの修理です。
ヘミングの折れは、デントリペアで修理出来ないとされることの多い部分の一つですが、パネル全体を塗装するほどでもない損傷の場合はペイントレスな工法によってかなり綺麗な状態に戻す事も可能です。
ヘコミの位置は右フロントドアのハンドル下あたり。深く縦に折れたヘコミとヘミングの山折れの修正となります。
【景色でデントリペア前後の確認】
ドア端に近い位置のヘコミの場合、ヘコミができると同時に鉄板が重なっている『ヘミング加工』部分に、山折れの出っ張りができる事がよくあります。修理前の写真では青い矢印の上に縦長のヘコミがあり、緑の矢印の上に縦長にヘミングの山折れがあります。
【ラインボードのラインを映してデントリペア前後の確認】
まっすぐなラインを基準として確認することで、細かい部分もしっかりとチェック。
【大きいラインボードのラインを映してデントリペア前後の確認】
最終確認では、大きめなラインを映すことでより綺麗な修理をご提供しております。
可能な限り元通りを追求する事で、どなたにもご納得頂ける最適なヘコミ修理を安定してご提供致します。
ご依頼ご来店誠に有難うございました。
気になるエクボやドアパンチなど、従来のデントリペアで難しいとされたヘコミの修理は、絞り技術を習得しているお近くの【デントリペア国際技術者ライセンス】認定のお店へご相談ください。ライセンス認定の確かな技術で最適な修理がご提案可能です。