ピラーのデントリペア・エッセ ルーフサイド複数のヘコミ修理
ピラーのデントリペア例をご紹介いたします。
今回ご依頼いただいたお車はダイハツのエッセです。左右のピラーのヘコミ修理で、ツールの入らない部分の修理例です。
一般的にはドアを開けた時に見える内側の部分の事もピラーと呼び、フロントガラス横部分をAピラー(フロントピラー)、フロントドアとリヤドアの間の部分 をBピラー(センターピラー)、リヤフェンダー後上部をCピラー(リヤピラー)など呼んだりすることがあります。自動車メーカーや人によって呼び方が違い ますので一概には言えません。
デントリペアでピラーと呼ばれる部分は、Aピラー~Cピラーまで外販をつなぐルーフサイドパネルとも言われる、ルーフ横にある細い外板パネル部分の事も総称してピラーと呼びます。
左ピラーのデントリペア
【修理前】
左ピラー助手席上の数カ所のヘコミを後方から景色で確認。ヘコミの真下に矢印が貼ってありますので目安にご確認ください。手前から二つ目の矢印のあたりに若干景色の歪みが確認できると思います。さらに一番手前の矢印部分もよく見ると歪みがわかりますが景色では判断しにくい状態で、そのほかにもあるのですが景色での確認はやはり限界があります。
【修理前】
ラインボードの基準を映して確認してみると、へこみの位置に映る黒い線が歪んで見えると思います。
景色ではわかりにくかった一番手前矢印の位置にあるヘコミも確実に違和感となって現れます。2番目の矢印と3番目の矢印は2つが複合する形で凹んでいます。一番向こうの4番目の矢印のところは若干黒線に開きがあります。
景色ではほとんど解らないけれど、見る人が見たら発見できてしまう歪みや違和感も極限まで取り除いていきます。より綺麗にヘコミを直したい方にとって、ここはかなり重要なポイントとも言えます。
【修理後】
景色での確認では施工前とほとんど変わりがないように見えます。
【修理後】
ラインボードの基準を映して確認することで、ユーザー様もプロと同じ目線で綺麗にへこみが直っている事をご確認いただけます。もちろん、景色やその他どのような方法で確認しても違和感が感じられないよう修復していきます。
【修理前】
こちらは同じ部分(左ピラー)を前方から確認した写真です。
【修理後】
反対側から見ても線はきっちり揃って映ります。
右ピラーのデントリペア
【修理前】
こちらは右ピラー運転席上部分のヘコミです。後方からの確認。
今回はこれが一番大きかったのですが、適切な施工により歪みまでキッチリ修復可能です。
【修理後】
線がピラーに沿って綺麗に映り込みます。同じく後方から。
【修理後】
さらに前方から確認。線が綺麗に揃って映りこみます。
かなり透かしての撮影ですので、線がかなり細く映りますが違和感があれば顕著に反映されます。
デントリペアという修理方法は、板金塗装の様にオールマイティーではありませんが、直せるヘコミの場合は美しく綺麗に直りますので、気になるへこみがありましたらまずはデントリペア専門のプロショップにご相談ください。