『デントリペアで鈑金塗装しないヘコミ修理』トラストデント岡山店のブログ

デントリペアで美しいへこみ修理を追求する『トラストデント岡山店』の施工ブログ

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プリウスのアルミパネル端ヘミングを含むデントリペア

 

プリウスのアルミパネルの端を含む縦スジのへこみをデントリペアで限りなく綺麗に修理。

今回はプリウスのバックドア(アルミパネル製)にできたヘコミ修理例です。
ヘミング加工部分というパネル端の難易度が非常に高い部分です。

ヘミング加工について

ヘミング加工とは、パネルを折り曲げる加工の事で、自動車のヘミング加工は、表面のパネルと裏のパネルの合わせ目で行うことが多く、表のパネルを裏まで折り返してその間に裏のパネルを挟んだ3重構造になってる事が多い。

【ヘミング加工部分】
ドアなどを開けると端の部分(赤線)は上から下まで綺麗に丸く出来てると思いますが、これはパネルを180°折り返して出来ています。
※パネル端外側からの写真・別車両の物です。
パネル端ヘミング加工部分表

【ヘミング加工部分裏面】裏面を見てみると端の部分が凸凹としているのがわかるでしょうか。
折り返したパネルの端は、裏面でシーリング(自動車専用のコーキングの様なもの)によって裏のパネルと重なった部分を密閉してあります。
※パネル端内側からの写真・別車両の物です。
パネル端ヘミング加工部分裏

パネルの端部分は、上写真の様に完全に重なっていますので、パネルのヘミング加工部分は基本的にはデントリペアで直せない位置なのですが、オリジナルの塗装を活かしたいとのお客様の強いご要望で、可能な限りの修理をさせていただく事も可能です。
今回のプリウスのバックドアは、アルミニウムパネルで出来ておりますので、それだけでも難易度は高くなるのですが、さらにエッジのヘミング加工部分が縦にへこんでいました。
プリウス バックドア アルミヘミング修理

【修理前】
修理前に景色での確認。パネルの端の部分までヘコミがあるのが見えるでしょうか。
ヘコミは10センチ以上は軽くありますが、バックドアの下端の部分はヘミング加工といってアルミパネルが2重3重に重なっていますので、デントリペアでは修理が不可能とされる部分です。
プリウス バックドア アルミヘミング修理

【修理前】
ラインボードで写し込むと激しく凹んでいるのがわかります。
パネルの端の部分までくっきりとへこんでいます。
アルミパネルのヘミング加工部分がどこまで直るのか確実な仕上がり予想はできませんが、綺麗な状態に戻す為に様々なノウハウを駆使して直していきます。
プリウス バックドア アルミヘミング修理

【修理後】
景色での確認では、全く分からなくなるぐらい綺麗に直っています。
プリウス バックドア アルミヘミング修理

【修理後】
ラインボードで精密な確認を行うと、端から数ミリのところ辺りに黒い線が若干歪んで太くなっている部分が違和感として見えます。
若干の違和感の部分は、当店の判断でこれ以上の修復は危険とさせていただきました。
プリウス バックドア アルミヘミング修理

お見積りの段階で『この部分(ヘミング)は完全には直りきらない』という御説明の上での作業でしたので、思った以上の仕上がりにお客様には大変ご満足していただけました。

やり直しがきかないデントリペア工法では、作業者のノウハウと経験値の差によって修理後の仕上がりに圧倒的な違いが生じてしまいます。修理依頼前にその違いをどこで判断するのかはお客様次第ですが、当店を含むトラストデントグループに寄せられたお客様の声や、【プロ目線での修理後の確認方法の公開】等ご参考になれば幸いです。

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