カムリのドアパンチのヘコミを鈑金再塗装せずにデントリペアで元通り
あけましておめでとうございます
当店の営業開始は予定より少し早めですが5日からのスタートとなりました。
ヘコミで悩みながらのカーライフは気が滅入ってしまいます。そんな時はそのままの塗装をいかせるデントリペアで、ヘコミを綺麗に直してスッキリ気持ちのよい一年をお過ごしいただければ幸いです。
倉敷市よりご依頼ご来店・ドアパンチは塗らずにデントリペア
今回ご依頼のお客様のお車はトヨタのカムリ。少しのヘコミで板金再塗装してしまうのはもったいないので、いろいろ探してなんとかデントリペアにたどり着いてくださいました。
デントリペアは、日本に伝わってから20年以上経過していますが、まだまだ知られていない修理方法でもあります。
再塗装することなく綺麗に直る素晴らしい技術だという事をもっと多くの方に知って頂き、有効に活用していただければ幸いです。
今回ご依頼いただいたヘコミの位置は右のリアドア
裏の補強パネルが少しかかる位置で芯のあるヘコミですが適切に直せば再塗装せずに綺麗に直ります。
デントリペア前のヘコミを様々な方法で確認
まずはよくある景色で修理前のヘコミの確認
赤矢印の上にヘコミがあります。映りこむ景色次第ではっきりと見えるイヤなヘコミです。
次にデントリペア技術者が使用している光でのヘコミの確認です
技術者が修理の時に使用するライトでヘコミを確認したところですが、中心に少しヘコミっぽく見える部分がわかるでしょうか。深いヘコミや大きいヘコミならば一目で確認できるのですが、今回のように小さいヘコミは確認が難しい事がよくあります。
ヘコミの深さや大きさ次第で慣れている技術者でも見落としがちですので、繊細な確認が必要とされる施工例には別の確認方法を推奨しております。
最後に当店が採用しているラインボードでのヘコミの確認です
はっきりとした基準ラインを多数映すことで、ヘコミの位置の線が歪んで映りとてもよくわかります。線と線の間でわからなくなるのでは思われがちですが、かなりキレイな状態まで直っていなければ線がそろって映らないので、とても繊細な確認が可能です。
修理後は、よりキレイに直っていることをはっきりと確認していただけます。
※ラインボードの線の太さや間隔、映す距離などによっては繊細な確認がむずかしいこともありますので、線が細すぎず間隔も広すぎない適切なラインボードの使用がお勧めです。
当店では、この記事の最後に紹介している巨大ラインボードを使用して最終チェックも行っております。
デントリペア後のヘコミを様々な方法で確認
修理前が長くなりましたが、気になる修理後をご確認ください。
景色でヘコミ修理後の確認
修理後は景色がキレイに写りこみます。この時もあらゆる角度でご確認いただくことをお勧めしております。
ライトの光で確認
ライトでうっすらと見えていた中心のヘコミは全くなくなっていますが、この方法での繊細なチェックは難しいため基準をしっかり映してチェックを行っていきます。
ラインボードの基準を映してデントリペア後の確認
ラインボードの基準線を多数映し込み、修理箇所を含めて全体の状態を把握していきます。
ヘコミで崩れていた塗装肌もきれいに復元されています。
修正しきれていないヘコミやパネルの延びが残っていないかしっかり確認していきます。
巨大ラインボードでの確認
ラインボードも小さいとわかりにくい場合が極稀にあります。最近はとても大きなボードを使用してさらに精密な確認を行っております。
ラインボードの位置はフロントドアのミラーより前に設置。かなり離れた位置のラインを映しての確認となります。
大きいラインボードで修理前のヘコミを確認
へこみの位置に映り込む線がはっきりと歪んで映ります。
大きいラインボードでデントリペア後の確認
ヘコミが綺麗に直るとラインボードの線がこのようにキレイにそろって映り込みます。
さらに上からと正面からも含めてあらゆる角度からしっかりとご確認いただき、ご納得いただけましたら完成です。ご依頼ご来店誠に有難う御座いました。
今年も一年、車のヘコミでお困りの万が一の際にはお役に立てますように、可能な限り塗装をいかしたヘコミ修理を追及して参ります。デントリペアという素晴らしい修理方法を、さらに多くの方に知って頂ける様に、徐々に発信してまいりますので宜しくお願いいたします。
当ブログや当店の施工例に掲載されていない様なヘコミでも、塗らずに直せるケースは多数ありますのでご相談ください。